つくば市自治基本条例・第7回市民ワーキングチーム会議《概要記録》
平成22年12月 2日(木)19: 00∼21: 20
つくば市役所2階・研修室
◆ テーマ:第1回市民ワークショップの成果の確認
:これまでのまとめ(1)
1.はじめに
○ あいさつ
事務局:(開会)
○ 今回の進め方について
○ 第6回市民WT会議の振り返り
今井:11月11日の第6回市民WT会議は、比較的少人数だったため、1つのテーブルで「つ
くば市らしい自治基本条例の『市民』について」というテーマで話し合いを行った。
・自治基本条例の「市民」というのは、案外難しい。単につくば市に住民票をおいている
人だけでなく、実際にまちをつくっているのは誰かという問題がある。
・前回、色々と意見を出し合ったが、「市民とは?」ということの答えが出たわけではない。
ただ、「市民」のとらえ方について、一番ゆるいところから、一番きついところまでの範
囲はおおよそつかめたように思う。幅と奥行きが見えてきたような感じ。その中のどこ
かに答えがあると思う。それは成果だったと言える。
・今後、中身を詰めていく中で、「市民」とは何かを見いだしていくことになると思う。今
後も折に触れ、考えていくことになるだろう。
2.第1回市民ワークショップの振り返りと今後のワークショップについて
○ 第1回市民ワークショップの概要について
今井:11月23日に行った第1回市民WSについては、都合により欠席された委員さんもい
るので、事務局の方が撮影した当日のビデオ映像も少し見ながら振り返っておきたい。
・6つのグループで話し合いを行った。最初は「自己紹介カード」を使い、まちへの思い
や行動とともに、お互いに自己紹介をした。まずは一人ひとり、自治を身近に引き寄せ
て捉え直してもらうためということでもある。
・その上で、つくば市にとっての自治基本条例はどういうものにしていったらいいかとい
うことについてグループで話し合った。比較的、大学生などの若い方が多かった。
・第6回で意見が出たように、自己紹介をふくらませるところからグループの話し合いを
進めるような内容にした。少し感想をいえば、今までやってきた市民WT会議とは少し
違った問いかけをしていたので、市民WT委員さんも、つくば市のまちづくりとの関わ
りについて、これまでと違った側面を出されていたように思う。自治との関わりでも、
市民には、色々な顔があるのだと思う。
○ 参加した市民WT委員から一言ずつ∼第1回市民WSの感想、今後のWSのやり方について
委員:WSの参加者募集で、近所の区長に頼んで区長の集まりでチラシを配っていただいたが、
・WSに若い方が多く参加していたので、将来に向けて心強く思った。
委員:筑波大生に声をかけ参加してもらった。6班のうち3つの班の発表は、自分が誘った人
だった。関西出身の人が、つくば市のことをよく考えていて面白いと思った。
・発表を聞いていて、けっこう似ている意見が多いと思った。つながっていたいというこ
とと、情報の発信や提供が大事だということが多く出た。大事なことなのだろう。
・自分の班には区長さんがおられて、今までの市民WT会議のような全体的視点からの話
と違い、一つの地域の取り組みの話や意見があった。今後は、地域から全体を考えると
いう方向もあった方が、いい自治基本条例づくりにつながると思う。
委員:第1回なのに雨も降って心配したがたくさんの方が参加し、よかった。
・普段から色々な活動をしている人が多く、そうでない人は参加しないのだなと思った。
・一つ提案だが、終わった後にイーアスに行ったら、ものすごい人がいたのを見て、こち
らから、人の集まるところに出かけてしまえばいいのではないかと思った。イベント広
場で公開でやったり、キャラクターがマイクをもってまわしたりして、あまり関心のな
い人にも参加してもらえるようにしたい。
委員:WSの前の第6回WT会議を欠席したため不安だったが、筑波大生の皆さんが積極的に
意見を述べたり、関西から来た大学生がつくば市のことをよく考えてくれていたりして
いた。ずっと暮らしている者も見習わなくてはと思ったし、若い人達との話し合いの場
を持つようにしたいと思った。
・WSは、最初は雲をつかむような話だったが、色々な意見を聞いていて、なるほどと思
うところがあったりした。
委員:班に大学生や市民活動の方や公務員の方がいた。元々、自治基本条例に興味を持ってい
る人が多かった。初めてのWSでどのくらい集まるのかとも思ったが、30人くらいで
5,6人くらいのグループで話せて、第1回目としてはよかったのではないかと思った。
・最初の自己紹介では、みんな固い感じだったが、意見交換をするうちに雰囲気がなごや
かになっていった。意見は出しやすい雰囲気だったので初めてにしてはよかった。
・場所の問題もあるし、いつも活動などをやっている方だけではなく、広く色んな方に参
加してもらえるようにしていきたい。
・市民WT委員は、各グループに入ってがんばった。発表はなるべく若い方にやってもら
った。若い方も良い経験になったのではないか。
委員:つくば市の知り合いは少ないが、ほぼ全員に声をかけて10人前後の方が参加してくれ
た。自分とまちづくりの関わりという自己紹介で、普段自分が考えたりやったりしてい
ることを話せたので、けっこう自由な雰囲気ができ、その後の意見交換も活発になった
のではないかと思う。
・皆さん本当に、つくばのことが好きで、つくばのことを本気で考えている人達の集まり
だったが、自治基本条例はまだ必要ないとか、リアルなものにできるまちになっていな
いとか、批判的な意見も出た。そういった方とも思いを重ね合わせていくには、どうし
ていったらいいのだろうと思った。
・こういうWSも、1人では参加しにくいとか、意見があってもこういう場には来にくい
という人などの、小さな声も集約するために、アンケートを取り入れたり、何らかの意
今井:今、アンケートの話が出たが、市としてはいずれやりたいと考えているようだ。まだ具
体的ではないが、無作為抽出で。ただし、自治基本条例という話題で、どうアンケート
の設問をつくるかというのは難しい。具体化してきたら、皆さんにも相談したい。
・郵送アンケートでは、わざわざ書いて、返送するという手間があるが、それでも多くの
人に答えてもらえるようにしていかなければいけない。
○ 意見交換∼第1回市民WSの成果と今後の進め方について
今井:今後、年明けからは、テーマ別WSや地域別WSを進めていくことになると思う。大学
生については、第1回WSでも多くの参加があったので、大学生だけ集めてやるよりも、
色んな世代の人と一緒にやる方がいいかもしれない。また、外国人の方を対象としたW
Sや、比較的意見を聴きにくい人達、例えば子育て世代とか、働き盛り世代とか、子ど
もといった、対象を絞り込んだ対象別WSというのもあるかもしれない。いずれにしろ、
効果的に進めていくことが大事だと思う。
3.グループワーク:第1回市民ワークショップの収穫を整理する
∼“ つくば市らしい自治基本条例に必要なこと” をもれなく整理する
○ グループで聴き合い・話し合い
… 第1回市民ワークショップの成果から、つくば市の自治基本条例のあり方について2グルー
プで話し合いを行った。3班ぶんずつ模造紙を分け、WS当日に参加した班を中心に担当す
ることとした。(1班… 市民WSの時の2,5,6班;2班… 市民WSの時の1,3,4班)
【グループワークの手順】
1) 第1回市民ワークショップの模造紙の内容を分担して読み込み、重要なキーワード・キー
フレーズをもれなく抽出
2) 抽出したキーワード・キーフレーズを持ち寄り、整理することで、第1回市民WSの成果
をふまえた「つくば市らしい自治基本条例」の姿を明らかにする
※ 「自治基本条例の仮の枠組み」を参考に整理した(下記)
①つくば市の自治基本条例の基本的考え方
②市民について
③行政について
④議会について
⑤よりよく自治を進めるための仕組みについて
(その他、上記に当てはまらなそうな意見として)
⑥まちの姿について
⑦条例のつくり方について
⑧条例の書きぶりについて
4.グループの成果について全体で話し合い
今井:中途半端なところもあるかもしれないが、今日できたところまでを全体で共有し、次回
までかけて第1回WSの成果を整理していきたいと思う。また、次回は、年明け以降の
○ 各グループの発表
【1班】… 第1回市民WSの2,5,6班の成果を担当
・色んな話が出て紆余曲折もあったが、特にウエイトが出てきたのは、「民がつくる公共」
という話で、それがまちづくりの起点になるということ。
・市民が「こういうことをしたい」というものが、新しい事業として動いていくための、
良い仕組みとして自治基本条例をつくっていくにはどうしたらいいか、それが「つくば
らしさ」としての色んな資源、多様性を活かすひとつのポイントになってくるだろう。
・「民がつくる公共」という話が出たが、自分の活動について、農業とサッカークラブのコ
ラボレーションなどの話もさせてもらった。その場合、必ず民間同士だが、地域もまた
いだつながりがあったりする。ただし、民間同士では、色々な意味で限界もあるので、
その限界を突破するために、行政などとも連携していかないといけない。それが実現す
るような形の条例に最終的になっていけばという話をした。
・例として、スポーツ観光の話が出たが、国でも推進していく動きがある。大分トリニー
タの溝端さんなどが動いている。その情報を宮城県から得たが、つくば市の人がその情
報をどれだけ知っているか。行政の人は知っているのか。スポーツと観光といっても、
「観光」というのは、つくば市の地域資源でいえば、研究所や農業、筑波山だったり、
色々なものが含まれている。それを外へPRしたり、中で活性化したりするために、国
の情報をどうやって受け止め、市民に知ってもらい、一緒にやる人を集めるのか。その
ための仕組みづくりも必要だろうという話をした。
・他にも、多様性などの話が出ていた。
・「⑥まちの姿」というところで、「環境に配慮」とか「科学と自然が共存している」とか、
そういうまちにしたいという話もあった。また、今まであまり出ていなかったが、「市民」
について、「子ども」を入れようという話や、地域ぐるみの教育、もっとつくばを全体的
にPRした方が良いという話も出ていた。
・「⑧条例の書きぶり」では、多くの人にわかりやすく、地域で差がないように、皆さんの
意見が反映できるようにといった意見があった。
・また、「条例の見直しができる」というのもあった方がいいと思う。
【2班】… 第1回市民WSの1,3,4班の成果を担当
・「①基本的考え方」としては、「多世代にわたった人のつながり」、人と人だけでなく、地
域、市民活動、海外の方、大学の方。つくばは、農村地域だけでなく、短期間だけ滞在
する人も豊かに交流できるような条例になるといいと思う。
・まず、まちを好きになってもらう。市政に参加してもらうことは大事だが、そのために
はどうしたらいいかを話し合った。結論は出なかったが。
・縁あって、つくばという地域で生活しているわけなので、みんなで仲良く力を合わせて、
というのが、結局、より良い、ずっと住み続けていきたいと思うまちづくりにつながる
のではないかという話が出た。
・「②市民」には、人だけでなく、学校や企業、法人、ボランティア団体なども含んだ方が、
より良く自治を進めるための仕組みにつながるのではないかと思った。
地域活動団体や市民活動団体にわかりやすく情報提供し、「透明な自治」を。また、自分
が市政に参加したことによる変化を実感できるようにということを目標としてやってい
ければという話になった。
・話し合いの中で、いいなと思ったのは、小学校・中学校単位で新しいコミュニティを形
成していく。子供達がまちづくり計画をつくる、子どもの意見を条例に反映させること
も必要だという話になった。
・今日出たアイデアだが、区会に4割くらいの人が入っていないという現実があるので、
区会から情報を出して人を引き込み、何か活動をするのはけっこう大変。短期滞在者は
区会に入らない。では、どうすればいいかというと、その人達が属している団体、学校
や企業も、「市民」のカテゴリーに入るならば、例えば、市内一斉清掃でも、大学や企業
も参加し、みんなが参加したり、区会に入っていない人にも情報が行くし、新しく来た
人も、大学が間に入って情報を発信したりすると、地域や企業の人が「一緒にやってみ
ようかな」というつながりができやすくなると思う。学校や企業が自治に参加すること
で、色々な可能性が出てくると思う。
・私は区会でやっているが、4割強は入っていない人がいる。地域格差といつも言ってい
るが、旧の在の方では割と浸透する。しかし新しい住宅では連絡が欠けているように思
う。いかに情報網をつくっていくか、そして、その中で条例をつくっていかなければな
らないのではないか。
・私の大学でやっているOCP(Of f Campus Pr ogr am)活動は、「つくば市をキャンパスに
する」活動をしている。大学には、1人暮らしをしている人も何人かいて、アパートや
マンション住まいで地域の人との関わりがなかなかない。OCP活動を通して、里山保
全の団体に行ったり、田植えや稲刈りといった活動を通じて、つくばはこういうところ
だったのかという、研究学園都市で研究所が多いというのとは違うイメージをもったり、
している。また、他の人は、ラジオやサッカーの活動から、自分達がどうやってつくば
市に関われるかということを学生一人ひとり、自分達で考えて、次につなげていこうと
いう気持ちが強まったりしている。学生にアンケートをとってわかった。市民WSの意
見をみると、小中学校単位での活動や自治会のつながりをもうちょっと強めていけば、
大学生も小中学生も、もっとつくば市が好きになるし、ここに住んでいて良かったと思
うのではないか。
今井:ここまでのところで、どうまとめていくかという悩みもあるが、基本的にはそのまま、
無理矢理こちらで整理することはせずに、見やすく、次回さらに検討しやすい資料とし
てつくっていきたいと思う。特に発表されたことは、まとめていくための軸としたい。
・次回、今年はここまで来たということが確認できるようにやっていければと思う。
5.おわりに
○ 次回の案内など
今井:次回は12月16日、ここまでのまとめと来年以降のスケジュールの話をしたい。来年
1月の日程については、2回目のワークショップの実施を前提にしなくてもいいと思う。
◇ 第9回市民WT会議:1月12日(水)
◇ 第10回市民WT会議:1月24日(月)
※ 2回目のワークショップは、2月以降で検討。